大会レポート

帯 広 本 部
齋 藤 貴花人 4級



2013年11月3日
第1回全日本ジュニアチャンピオンシップ全日本空手道選手権大会
名古屋・露橋スポーツセンター

中学2・3年生男子軽量の部・第4位

 中学校生活の最後となった全日本。
 今回はいろいろなことに追われながらの大会となった。
 
一つは、今年は昨年と違い受験生ということだった。
 勉強もしないといけないけど練習したい。
 
こんな思いで練習にのぞむことが多かった。
 
いかに効率よく勉強し、練習に集中するという、両立することの難しさを改めて知った。
 
そしてもっと上手に時間を使わなくてはいけないという自分にとって新たな課題を見つけることができた。
 そしてもう一つ、北海道チャンピオンということだ。
 昨年の自分にはなかったものだ。

 昨年は初めて名古屋に行き、周りの空気にのまれそうになった。
 
鋭い目つき、本当に同学年とは思えないようなすさまじいものを感じたことを今でもはっきり覚えている。
 今年も物凄いものを感じたが、それ以上に「なめられちゃいけない。おれは北海道チャンピオンなんだ。」という今までの自分にはなかった思いがこみあげてきた。
 試合内容はどの試合もきつく、僅差だった。
 相手はたくさんの技を持っていてしっかりと実行していた。
 
自分もまだまだなんだということを思い知らされた。
 技術的には、直線の動きはできるので、サイドに足を使って動けるようにすることだ。
 
そして足腰を強化して自分より重たい相手にも打ち負けないようにする。
 
来年の4月までには必ず使えるようにする。
 
他の試合を見た感想は、日下部選手の試合で自分は勇気をもらった。
 
日下部選手の相手は兄だった。
 あんな重い兄と自分と同じくらいの背丈の日下部選手が物凄い試合をしていた。

 「おれもあんなふうになれるかも」と小柄な自分に勇気をくれた。

 そして自分も誰かに勇気を与えられるようになりたいと思った。
 
今までは天の上の人と思っていた人たちと兄が試合をしているのを見るとどんどん距離が離れていく気がする。
 でも必ず追いついて自分も同じところに立ってみせる。

 大会全体ではいろいろな試合が見れた。
 たくさんの試合、圧勝の試合、ほかにもたくさんの感動する試合が見れた。
 
そして、たくさんのことを勉強させてもらった。
 こんなにも空手が深いものだとは知らなかった。

 そして、こんなにも空手が面白いことも知った。もっと強くなる。

押忍

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